水族館でスラムダンクに想いを馳せる
鳥羽水族館にて、砂を被った生き物を見るたびに、この言葉が頭をよぎります。
「お前に華麗なんて言葉が似合うと思うか赤木。
お前は鰈だ。泥にまみれろよ」
そう、山王河田を前にチーム全体を見ることができなくなった赤木に向けて、かつて「俺はチームの主役じゃなくていい」と悟った綾南キャプテン魚住純の言葉です。
※似ているか似ていないかではなく伝われば……
(ここからスラムダンクの話)
湘北VS山王戦では突如、まさかの板前姿でコート上に現れ、
まさかの大根のかつら剥きを披露するとともに、
まさかの「華麗と鰈をかける」という板前要素たっぷりの気の利いた発言で赤木に冷静さを取り戻させたビッグ純。
これらの トリプルまさか に、当初 久々の魚住登場に心が湧く以上にあっけにとられましたが、
自身もチームの中での役割に気づき、一皮剥けた彼から発せられた言葉は今もなお記憶に残る名言です。
さすが!
こんなことをやってのける魚住のことはもちろん好きですが、もっぱら私はディフェンスに定評のある池上が好きです。
唯一、全巻集め、かつて神奈川県でやった「あれから10日後」というイベントにも行ったほど、スラムダンクが大好き…
青春だな…
まさに、煌めくときに捕らわれて だな…
カブトガニは、鰈ではないけれど、鳥羽水で鰈をまだ見つけていないので、
「赤木、ここがふんばりどころなんや 一皮むけるんやでぇ…」 と、カブトガニに向けて脳内で語りかけずにはいられません。
湘北マネージャー 彩子似のこの子からは、
「骨に異常があるかもしれないのよ!!」
「いいからテーピングだ!!」
のシーンがありありと蘇り、当時、声を荒げた彩子と、骨が折れてもいい…歩けなくなってもいい…と全てをかける赤木の姿に、えらいことになってしもた…と 呼吸を忘れ固唾をのみました…ゴクリ。
水族館って本当に楽しい。
本当に本当に楽しい。
そしてスラムダンクが好きすぎである。
ディフェンスに定評のある池上が好きと宣言したけれど、実は「内に秘めた闘志と綺麗なシュートフォームを持つ神奈川得点王神宗一郎も好きだ…」とスラムダンクの登場人物の魅力に今もなお取り憑かれています。怖い。